RECRUITMENT

TANAKENで
働くということ

Project Story_02 都内大型再開発
プロジェクト

再開発プロジェクトを
通じて振り返る
TANAKENと、
そして自分自身の変化

都内のとある一帯の再開発プロジェクト。およそ200棟の建物を解体してできる広大な敷地に、新たなまちづくりが行われる。こうした大規模な都市再生を、解体事業者が主幹として請け負うのは異例のこと。TANAKENが全社を挙げて取り組むこの一大プロジェクトに携わった3名が集まり、まちが新たな都市として生まれ変わること、そのために自分自身が変わるべきことについて、一人ひとりの想いを聴いた。

Member

松﨑 吉憲Yoshinori Matsuzaki

執行役員
営業本部 営業第一部長

佐藤 洋平Yohei Sato

施工本部 業務計画推進部 兼
技術開発部 次長

西原 賢史Kenji Nishihara

施工本部
工事第一部 課長

複雑な再開発業務を
チームワークで突破する

松﨑
ではまず、それぞれの仕事内容を簡単に。
佐藤
私の所属する業務計画推進部では、主に工事計画の立案とそれに付随した安全性や強度などの検討、図面作成を行います。
西原
私たち工事部は現場で解体作業を行う実働部隊です。普段は2〜3名体制ですが、本件では10名を超えるスタッフを率いています。
松﨑
私は営業として商談・契約の取りまとめと、着工後もお客様との進捗確認や課題聞き取りなどを行い、完工まで伴走します。再開発は当社としてもチャレンジングなプロジェクトですが、ほかの案件とはどう違うと思いますか?
佐藤
解体業務の特徴は、綿密な計画が必要である一方で、計画通りに進むことはほとんどない、ということ。特に再開発では、まだ住人が退去していない建物や、学校や病院への影響を考慮し、個々の建物だけではなくエリア全域を踏まえたパズルのような計画が必要になります。どんな順序で解体を進めるか、重機が入るための経路をどう確保するのかなど、段取りが極めて重要です。また行政機関への届出や関連企業との協議など、やることが多岐にわたるのも特徴ですね。
西原
視野の広さが鍛えられます。私たちの存在意義は、ただ建物を解体することではなく、その後の新築工事や事業計画全体がスムーズに進むための土台をつくることです。再開発ではその意義がより顕著に現れます。土壌汚染の処理や別会社の工事に使う搬入路をつくるなど、解体の先も見据えてお客様や関係者の課題を解決する。それが信頼につながり、私自身のやりがいにもなっています。
松﨑
我々は元請け(直接契約)なので、日々刻々と変わる状況に応じた計画変更や関係者との連携を主体的に進められるのは強みですよね。私も現場×業務×営業の三位一体でお客様に評価され「当社に頼んでよかった」と言っていただけたら一番嬉しいです。
佐藤
私もバックオフィスで営業と現場を支える立場として、自分の動きでチームのパフォーマンスが高まることに喜びを感じています。
松﨑
みんな同じですね(笑)。一人ではなくチームワークで仕事を完遂していくところに面白さがあるのだと思います。

「思いやり・信頼・感謝」
理念の実践で、
解体業界のイメージを
変えていく

松﨑
当社のどんなところが良いと思いますか?
西原
私は中途入社ですが、解体業にありがちな3K(きつい・汚い・危険)のイメージが全くない点ですね。業界のリーディングカンパニーとして、そういう負のイメージを払拭するために長年努力を続けてきたと聞いていましたが、入社してそれが本当に実行されていることを日々感じています。現社長が銀行出身ということも大きなポイントでしたね。
佐藤
人を大切にしていて、思いやりがあるところ。仕事の中でミスが起きても、責めるのではなくみんなで協力してフォローしていく、互いにサポートし合う風土があるので、誰もがパフォーマンスを発揮しやすい環境だと思います。
松﨑
それは「思いやり・信頼・感謝」という理念が浸透しているからでしょうね。私自身、この理念の実践こそが当社の良さであり強さだと思っています。私は入社して30年近く経ちますが、正直、当時はまだ旧態依然としたところがあったんです。でもそれじゃいけないと、前社長の主導で変革してきた。今は若い世代の入社も増えているし、社内の雰囲気も和気あいあいとして、ずいぶん変わりました。
佐藤
私は技術開発部も兼任しているのですが、入社年次や立場に関係なくやりたいことに挑戦させてくれるのは良いところだと思います。これまでもいろんな提案を採用いただきました。将来は今までにない革新的な工法を生み出して、解体の可能性を広げたい。そのために必要な提案はどんどん口に出していこうと思っています。
西原
社員がいろんな挑戦をしやすいのは、解体という仕事そのものが試行錯誤と挑戦の連続だからかもしれませんね。そしてTANAKENの風通しの良さが、それを後押ししてくれているんだと思います。

変わりゆくまちや時代と
ともに――
自分自身に必要な
変化と挑戦

松﨑
老朽化する建物が増え、再開発が進むにつれて、解体はこれまでになく社会からの関心を集める分野になるでしょう。そんな中、我々自身にも変化が求められていると思います。
佐藤
私に必要なのは、解体の社会的意義の高まりに応えるための、自身の成長。特にコミュニケーション力の向上ですね。ひとつの案件にさまざまな立場や考え方の人が関わる中、オープンで建設的なコミュニケーションを心がけることで、新たな知識を得たり、自分では気づかなかった視点に気づいたりすることができます。
西原
私も若い世代に仕事を教える中で、逆に気づかされることは多いですね。
佐藤
そうして得た知見を当社全体に還元していきたい。今まさに、社員の皆さんが持っている解体のノウハウをデータベース化するプロジェクトを推進しています。個人の経験則だけでなく、それをみんながデータとして活用できるようにするためです。
松﨑
解体は固定観念がなく柔軟性が高いので、現場ごとにさまざまな経験ができる。けれど一方で、そのノウハウが分散しがちなのは長年の課題です。見て覚えろという時代ではないですし、現場にもいろんなスタッフがいるので、より効率的にノウハウを共有していくシステムは今後不可欠ですね。
西原
現場では人手不足が続いており、私も人財育成という大きなテーマと向き合っています。若い世代だけでなく外国人スタッフ、女性スタッフも増え、より教え方・接し方を考えていかなければなりません。ダイバーシティやインクルージョンという意識が欠かせない時代、自分自身の価値観もアップデートしていきたいですね。
松﨑
現場では作業環境の整備も進んでいますよね。
西原
はい。近年では現場事務所も仮設ではなく賃貸を借りるようにして、安全や清潔さが保たれた場所で仕事ができるようになるなど、環境は大きく改善しています。
松﨑
そういう変化を続けていける企業文化を、私も下の世代にしっかりとつないでいきたい。そのためには、やはり一つひとつのプロジェクトをしっかり完遂して、お客様の期待に応えていくことが私の責務だと思います。だからずっと、チャレンジの連続ですね。

就活生への
メッセージ――
解体には、
自分で答えを導き出す
面白さがある

西原
解体には決まった考え方がなく、同じ工事は2つとありません。常にベストなやり方を模索していく仕事は困難さもありますが、一人ひとりが自分で考えてスキルを発揮し、チーム一丸となって乗り越えていく達成感は代えがたいものがあります。いろんな知識や経験を貪欲に取り込んでいきたいと思う人にとっては最適な環境です。解体業にネガティブなイメージを持たれている方も、当社は違うということは自信を持って言えます。お客様から最後に「次回の現場もお願いします」と言われるような仕事を、ぜひ一緒につくりあげていきましょう。
佐藤
この仕事は関係者が多いゆえに、いろいろな方々からたくさんの意見を聞く場面があります。そこで大切なのは、納得がいかないことでもすぐに反発せず、まずは素直に受け止めること。そのあと検討や実践を繰り返すことで、自分だけの答えが導き出せます。簡単ではないかもしれないけど、そうして自分や周りと向き合い続けることで、社会人としても人間としても大きく成長できる。そんなステージが当社にはあると思います。
松﨑
お客様と社会、そして環境に対する思いやりを大切にし、仕事で関わる全ての方に信頼をいただいて、常に感謝の気持ちを忘れずに業務に取り組んでいく。当社には、その精神に共感するメンバーたちが集まっています。文系も理系も、これまでの経験も関係ありません。相手の立場になって考えられる人、向上心のある人。あるいは、これからそうなっていきたいと思う人。ぜひ、当社を選択肢に入れてみてください。

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