社会人としての
学びを重ねられる
環境
栄養系の大学を卒業し、前職は保育園で管理栄養士を務めていました。すごくやりがいのある仕事ではあったのですが、人と接する機会が極端に少なくコミュニケーション力に不安をおぼえるようになってきたため、これから会社としても業界としても伸びていきそうで、多くの方と一緒に仕事ができそうな当社への転職を決断しました。
以前は調理場にこもりきりの仕事で、自分が勉強してスキルアップしようと思っても頼りになるのは同じ調理場にいる先輩しかいないという状況でした。今は社内に頼りになる先輩が大勢いて解体の仕事について勉強できることはもちろん、社会人として必要なスキルや、円滑なコミュニケーションを行っていくための人との関わり方など、総合的な学びを重ねることができています。入社前の面接時にも感じたことなのですが、当社では、皆さんすごく温厚に接してくださいます。温かい職場環境でとてもありがたいですね。
社会への影響を考え
責任感を大切に
現在は安全環境管理部という部署で、解体工事の現場が適正で安全に運用されるように技術職の皆さんの事務処理業務をサポートしています。私の主な担当は産業廃棄物関連の仕事が多く、産廃業者様との契約書の手続きや産廃が適正に処理されていることを報告する書類(マニフェスト)の運用サポート、さらに行政への報告がメインの仕事となっています。法令に絡む要素が多い領域で内容も複雑なため、日々の勉強は欠かせません。また社会的にも非常に影響を与えうる仕事ですので、責任感を強く持って業務に臨むようにしています。
現場の施工業者などに産業廃棄物処理に関するルールを伝えるのが私の役目ですが、細かく伝えようと思えばどこまででもできてしまうので、どのぐらいの範囲をどうやって伝えるかというのは難しいですね。中には法令に精通していない産廃処理業者様もいらっしゃいます。一方で現場の方が考えるべきことは廃棄物処理だけではありませんから、こちらからのお願いで混乱させるようなことはできません。なので、内容ごとに優先順位をつけて「一番守ってほしい点はここですよ」など、わかりやすく内容をまとめ、ときには直接お会いしてていねいに説明することを心がけています。
非常に温かくて
真剣な会社を実感
入社時の面接でも感じたのですが、いざ入社してみると、社員の皆さんが非常に温かく接してくださることに少し驚きました。以前直属の上司が「深刻にならず、真剣にやる」という言葉を教えてくださったのですが、社風もまさに明るい雰囲気のまま、皆が真剣に仕事に臨んでいて、言葉どおりと感じています。そんな尊敬してやまない上司と仕事ができることや、働いている皆さんの仕事に対しての真面目な姿勢。さらに、ちょっとした時間に社員同士で会話を楽しめる雰囲気も好きで、当初の望みだったコミュニケーションが豊富な職場というのを実感できています。
当社で働き、長い年月をかけて解体のプロとして技術を培ってきた先輩方の話を聞いたりして、経験を積み重ねていく時間そのものの価値を感じるようになりました。それまでの経験をもとに自信を持って自分の考えを主張する先輩方は本当に格好いいですし、自分もそのように成長し、心理学者アドラーの「人生の意味は他者への貢献にある」という言葉のように、お客様、社員の皆さんのために貢献できる人材になっていきたいと思っています。
スキルを活かし、
健康管理にも貢献を
そのために、まずはやはり産廃関連の業務でわかりやすい資料を作成して、現場の皆さんの知識の底上げに貢献したいと考えています。また大学での学びを活かして、社員の健康持続に関わっていきたいと考えています。以前、現場で熱中症にかかる人が多く出た年があったため、他部署や現場の方々と連携してアンケートを取り、どこに熱中症が発生しやすい問題があるかなどを分析し、現場での熱中症対策を進めたことがありました。現場の皆さんにどのようなことならできるかをヒアリングし、具体的な改善提案を行い、いくつかの施策を現場に導入していただきました。
その甲斐あってか、対策を行った年は前年よりも熱中症の発生を大幅に抑えることができて、もちろん現場の皆さんの努力があってこそですが、自分自身も少しは貢献できたかなとうれしさを感じています。今後は、ISO関連の業務についても今よりも積極的にかかわっていき、より良い労働環境の構築に貢献していければなと思っています。