RECRUITMENT

TANAKENが見据える
未来

「解体の会社」から、
「まちづくりの会社」へ。
未来のまちづくりを、
ともに楽しもう

Kenji Shiraishi

白石 憲治

取締役/常務執行役員/施工本部長

解体工事の専門業者として業界トップを走るTANAKENは、
「思いやり」「信頼」「感謝」を理念に据え、「子供たちに何が残せるか」を常に考え続けてきた。
現場工事を担う施工本部のトップであり、取締役・常務執行役員でもある白石 憲治が、
これからのTANAKENの姿と自らの責任について語る。

社会の変化と、TANAKENの強み

技術力×財務力×現場力=総合力で、
まちをつくる環境事業者への
進化を目指す

近年における解体業の立ち位置について教えてください。

昨今、高度成長期に建設された建物が寿命を迎え、各所で解体工事現場が見られるようになりました。国土の狭い日本では、建物を壊してから建て直すスクラップ・アンド・ビルドが基本。つまり解体工事は一見「終わり」の工程に思われますが、実際には都市再生の「始まり」の工程であり、新たなまちづくりに必要不可欠なピースとなっています。

業界のイメージにも変化が求められている?

そうですね。解体は3K(きつい・汚い・危険)と言われる建設業界の中でも、特に就労環境が良くないというイメージがあります。ですが当社では長年にわたって業界の第一線で就労環境の改善を続け、そのイメージの払拭と刷新に取り組んできました。今は現場の環境も働く方々の意識もかなり変化しましたね。
また就労環境だけでなく、解体という事業そのものへのイメージも変化しています。単に建物を壊して建て替えるのではなく、環境負荷の高い建物や土壌汚染された土地など、自然や人体に影響を及ぼす要因を取り除き、より地球環境に優しいまちにつくりかえるという大きな意義があるからです。

TANAKENがそうした役割を担うことができている理由を教えてください。

当社には「技術力×財務力×現場力=総合力」があるからだと思います。
常に技術力の向上を追求し、最近では衛星レーダーを利用した測量機器を導入するなど、最新技術の研究にも力を入れています。
次に、長年の健全経営で培った財務力。クライアントの要望に柔軟に対応し、協力会社にも長年にわたって迅速で確実な支払いを続け、確固たる信頼関係を築いています。もちろん社員に対しても給与や賞与、各種手当や補助金など、手厚い待遇ができるよう努力を続けています。
そして現場力。現場管理をしっかり行い、安心・安全に工事を完了させるという仕事の基本と、真摯に向き合っています。
これらをかけ合わせた総合力。その唯一無二の強みがあるからこそ、社会的な意義のあるプロジェクトに参画することができるのだと思っています。
我々は今後、ただの解体業ではなく、まちづくりのための環境事業を行う企業へと進化していくでしょう。私たち自身も成長し、「子供たちに何が残せるか」という問いに真正面から向き合っていきたい。社員には、そんな会社の一員であることを誇りに思ってもらえたら嬉しいですね。

長期・中期計画について

長期ビジョン
「TANAKEN
“Vision NEXT 10”」
達成に向けた
基盤をつくる

2023年に策定された「TANAKEN “Vision NEXT 10”」についてお聞かせください。

今後10年間で、将来にわたりお客様から信頼され、環境に配慮した安全施工を実現し、業界のリーディングカンパニーの地位を確実なものにする、という長期ビジョンです。
その10年を3段階の中期計画に分け、今は第1段階「基盤構築の3ヵ年」として、人財や技術の充実を図っています。

施工本部として重視していることは?

現在、私が着目しているのが地下工事です。従来の解体工事は地上の建物が中心でしたが、地下には昔の廃棄物や土壌汚染、あるいは新築時の障害になるような杭が見つかることもあります。
地下の地質改善や杭抜きは、解体を担う我々だからこそ早期に提案することができ、お客様にもプラスになります。地下工事を積極的に提案することで新たなノウハウを習得し、競争力強化と事業拡大につなげていきたいですね。

中期計画の達成に向けた課題は?

最重要課題は、やはり社内と協力会社における人財育成ですね。解体は、人あってこその仕事。どれだけ優れた機械や技術があっても、人がいなければ現場は回りません。本社・現場・協力会社が一体となって、体制をさらに充実させていく必要があります。採用においても経験の有無や文系・理系などは問わず、広く門戸を開いています。

人財育成について・白石さんの想い

経験は関係ない。
TANAKENがこだわる
人財育成とは

未経験で入社した場合の、育成のステップを教えてください。

未経験者は、例えば営業志望であっても、まずは小さな現場からキャリアをスタートし、解体工事の全体像を理解しながら一人で現場管理ができるようになることを目指します。仕事に慣れてきたら得意分野や希望に応じた部署またはプロジェクトに参画できるよう、できるだけ柔軟に対応していますね。
現場経験を積んで解体工事施工技士の資格を取得すれば、主任技術者になれる。さらに一定の業務経験を積めば、監理技術者の資格も取れます。するとどんな大きなプロジェクトでもリーダーを務めることができるようになり、もちろん相応の手当も支給されます。努力次第で、短い期間であってもキャリアアップや待遇アップを実現できるのは、当社の良いところです。

白石さんご自身の人財育成への想いをお聞かせください。

私は新卒でとある建設会社に就職し、約20年間勤務しました。その後、外の世界に挑戦したいという想いから、全く畑違いの保険業界に転身したという経歴があります。 保険業界での日々はとても充実していましたが、人生の最後にはまた建設業界に戻って仕事をしたいという気持ちがありました。そこで前職の先輩社員の縁もあって、当社に飛び込みました。「自分を育ててくれた業界に恩返しをしたい」という想いから、人財育成こそ私に残された最後の使命だと考えたのです。それからは、社員の直接指導や勉強会での講師など、形を問わず育成に力を注いでいます。
私が大切にしているのは「絶対に呼び捨てにはしないこと」です。
仕事上の立場の違いは必要でも、上から目線で来られると誰だって抵抗がありますよね。立場に関わらず相手に敬意をもって接することは、良い仕事をするためにはとても大切です。

白石さんの果たすべき責務とは?

今後、建物の解体だけでなく再開発などの公共事業が増えていきます。そんな大規模プロジェクトを主導して工期内で完遂する、リーダーシップとマネジメント力を持った人財を育てていくことが、私のミッションです。
社長も社員とのコミュニケーションを進んで行っています。「今日はあの現場に行ってくる」と言ってすぐに出て行ったりと、フットワークが軽い。社員とも距離が近いので、普段の仕事のことも話しやすいと思います。
現場の社員は普段オフィスにいないので、このようなコミュニケーションのきっかけをつくることは非常に大事です。私は勉強会や報告会などの場を通じて、現場の課題について相談したり、横のつながりを広げたりする機会を提供しています。もちろん現場で何かあった場合にはしっかり支え、全力で助けます。見捨てるようなことは絶対にしません。

仕事のやりがい・求職者に向けて

社会の未来像を
最先端で感じられる
ことが魅力。
仲間とともに、
変化を楽しもう

白石さんの思う、この仕事の面白さを教えてください。

世の中のさまざまな変化がダイレクトに分かることですね。
並び立つ集合住宅や郊外型の商業施設は、需要の移り変わりによって高層マンションや物流センターに。そしてより環境負荷が低く、誰にとっても住みやすいまちへと姿を変えていきます。まちづくりの第一歩を担うということはつまり、明日の社会を肌で感じられるということ。それが我々の仕事の醍醐味だと思います。

白石さん自身も変化してきた?

私もかつては、解体業の古い慣習を壊して「新しいTANAKEN」に生まれ変わるため変革の声を上げていました。けれど今は何かを壊すというよりも、自分自身が変化していくことが大事ですね。他人を変えることはできない、変えられるのは自分だけ。各々がたえず自分自身を見つめ、自己変革を続けていくことで、未来のTANAKENにつながっていくんじゃないでしょうか。

現在就職活動中の方々に向けて、メッセージをお願いします。

当社の仕事は、一人ではできません。大切なのはチームワークです。日頃の挨拶やちょっとした雑談でコミュニケーションを取ること、素直で前向きな気持ちをもって人と関わっていくことは、当社の理念である「思いやり」「信頼」「感謝」にもつながります。その価値観に共感できる方であれば、経験や技術はなくても大丈夫です。
当社には文系出身者や、美容系・教育系・アスリート系など、異業種からの転職者もたくさんいます。基礎からしっかりと成長を後押ししますので、ぜひ思い切って飛び込んできてほしいです。
自分だけの力で物事を進めていくのではなく、周りと力を合わせ、自分一人ではできない大きな仕事を成し遂げる。その達成感をみんなで分かち合う経験は、ここでしか得られないものです。まちの未来をつくる仲間として、ともに変化を楽しんでいきましょう。